寒い日になるとなかなかエンジンがかかってくれない私のVTRちゃん。
先日もバイクに乗ろうとエンジンをかけたら、なかなか始動しません。
セルを回しても、「キュルキュル」と空回りするばかりで、ようやくかかったと思ってもすぐにエンジンが止まってしまいました。
セルもバッテリーも元気ということなので一番怪しいプラグを交換してみようと思いました。
今回は、この記事のタイトルでもあるようにVTR250のプラグを交換したらエンジンの始動性が良くなった話をしたいと思います。
はじめに
今回プラグを交換したことで、エンジンの始動性が驚くほど向上しました。
これまで寒い日は、何度もセルを回さなくてはならなかったのが、一発でエンジンがかかるようになり、アイドリングも安定するようになりました。
プラグを交換することがこれほど大きな影響を与えるとは思わず、改めてその重要性を実感しました。
ちなみに私のVTR250は、
年式の割にはマシかな?
と言うぐらいであまり状態の良いものではありませんでした。
使用頻度は、年間3000キロ走る程度です。
購入時に確認するとエンジンオイルやエアフィルターなどは綺麗な状態だったのでメンテナンスはしっかりされていた車両のようです。
プラグ交換を考えたきっかけ
寒い朝、何度もセルを回してもエンジンがかからず、ようやくかかったと思っても不安定な状態が続きました。
最近、エンジンの始動性が悪いと感じることが増えていたため、
そろそろプラグが原因かもしれない
と思いました。
その他にも、一度ガソリンがオーバーフローしてプラグが濡れてしまったこともあったので交換を考えたきっかけとなりました。
プラグ交換の詳細
今回のプラグ交換では、NGKの【5666】ネジ型CR8EH-9のスパークプラグを使用しました。
購入先はAmazonで、事前に適合するプラグを調べたうえで注文しました。
プラグを選ぶ際には、車種ごとに適合する品番を確認することが重要です。
特に、熱価(プラグの熱の逃がしやすさ)を間違えるとエンジンの調子に影響が出るため、純正指定のものを使用するのが無難です。
Amazonならレビューや適合情報を参考にしながら選べるので、初めての交換でも安心して購入できました。
新品のプラグは電極がしっかりしており、古いプラグと比べると明らかに違いが分かります。
これを交換することで、エンジンの始動性や燃焼効率が向上し、快適な走行につながるのです。
プラグ交換の手順
VTR250のプラグ交換は、タンクを外すと作業がスムーズになります。
V型2気筒エンジンのため、プラグは2本あり、特にリアバンク側(後方のシリンダー)のプラグ交換にはスペースが狭いため、タンクを取り外した方が作業しやすくなります。
プラグ交換の手順
必要な道具を準備
・新品のプラグ(NGK CR8EH-9【5666】)
・プラグレンチ
・ラチェットレンチ
・ウエス(作業時の汚れ防止)
1.燃料タンクを取り外す
- シートを外す。
- タンクの固定ボルトを取り外し、燃料ホースと負圧ホースを抜く。
- タンクを慎重に持ち上げ、車体から取り外す。
2.古いプラグを取り外す
- プラグキャップを優しく引き抜く。
- プラグレンチを使用し、プラグを反時計回りに回して取り外す。
- 取り外したプラグの電極の状態を確認し、汚れや摩耗があれば交換時期と判断する。
3.新しいプラグを取り付ける
- 新品のプラグを手でねじ込み、最後にプラグレンチで適度なトルクで締める。
- プラグキャップを元の位置にしっかりと装着する。
4.燃料タンクを戻して動作確認
- タンクを元の位置に戻し、燃料ホース・負圧ホースを接続する。
- タンクを取り付け、ボルトを締める。
- エンジンを始動し、スムーズにかかるか確認する。
プラグ交換後は、エンジンの始動性が向上し、アイドリングも安定します。
VTR250ではタンクの取り外しが少し手間ですが、適切な手順で行えば比較的簡単に交換が可能です。
かかった費用は?
今回のプラグ交換にかかった費用は、プラグ代1298円でした。内訳は以下のとおりです。
プラグ代(NGK CR8EH-9【5666】)
- Amazonで購入:1本649円 × 2本 = 1298円
合計費用
合計で1298円の出費でしたが、バイクショップで交換を依頼すると工賃が追加で数千円かかるため、自分で作業することでコストを抑えることができました。
今後も定期的にメンテナンスすることを考えると、一度工具を揃えておくと長期的にはお得になります。
バイクプラグ交換の重要性
スパークプラグはエンジンの点火を担う重要な部品であり、劣化するとバイクの性能に大きな影響を与えます。
適切なタイミングで交換することで、エンジンの調子を維持し、快適な走行が可能になります。
プラグの劣化が与える影響
プラグが劣化すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
エンジンの始動性が悪化(セルを何度回してもかかりにくい)
アイドリングの不安定化(エンジンが息継ぎする、回転数がばらつく)
加速性能の低下(スムーズに加速しない、エンジンのレスポンスが鈍くなる)
燃費の悪化(燃焼効率が低下し、余分に燃料を消費する)
失火やエンストのリスク増加(点火が不十分になることで走行中に異常が発生する)
特に、寒い時期や長期間メンテナンスをしていない場合は、劣化したプラグが原因でエンジンがかかりにくくなることが多いです。
一般的な交換目安
スパークプラグは消耗品のため、定期的な交換が推奨されます。一般的な交換目安は以下のとおりです。
ただし、走行環境やエンジンの状態によって劣化のスピードは異なるため、エンジンのかかりが悪くなったり、燃費が落ちてきたと感じたら早めに交換するのが理想です。
定期的にプラグを交換することで、バイク本来の性能を維持し、快適な走行を続けることができます。メンテナンスを怠らず、適切なタイミングで交換するようにしましょう。
6. まとめ
プラグ交換を行うことで、エンジンの始動性が向上し、アイドリングが安定するだけでなく、加速性能や燃費の改善にもつながります。
特に、寒い朝や長期間乗らなかった後でもスムーズにエンジンがかかるようになり、ストレスなくバイクに乗ることができるようになります。
また、プラグは消耗品のため、劣化したまま放置すると燃焼効率が低下し、最悪の場合、エンストやエンジン不調の原因になります。
定期的に交換することで、バイク本来の性能を維持し、安心して走行できる環境を整えることができます。
「最近エンジンのかかりが悪い」「アイドリングが不安定」「燃費が落ちた」と感じる場合、プラグの劣化が原因かもしれません。
バイクの調子が悪いときは、試してみる価値があるメンテナンスのひとつです。
比較的簡単な作業で効果が実感できるため、自分で交換に挑戦してみるのもおすすめです。
プラグ交換におすすめの便利アイテム紹介!
プラグ交換を自分で行う場合、適切な工具を揃えることで作業がスムーズになり、失敗を防ぐことができます。
1.NGK【5666】スパークプラグ CH8EH-9
✔ おすすめポイント
• バイクのエンジン性能を引き出す純正適合プラグ
• 長寿命&安定した点火性能で燃費向上にも貢献
• Amazonで手軽に購入可能
2.キタコ(KITACO) プラグレンチ 3WAY B・D・Cタイプ対応 ロング:全長115mm
✔ おすすめポイント
• VTR250などのバイクに対応したサイズ
• 狭いスペースでも作業しやすいロングタイプ
3.アストロプロダクツ ツールセット レッド (82点組) TS227
✔ おすすめポイント
• プラグ交換だけでなく、他のメンテナンスにも使える万能工具
• グリップが握りやすく、少ない力でスムーズに作業可能
• 初心者でも扱いやすいシンプル設計
プラグ交換は比較的簡単なメンテナンスですが、適切な工具を使うことで、より安全かつスムーズに作業ができます。
また、プラグ交換後のエンジンを良い状態に保つために、添加剤などのケア用品も活用するとさらに快適な走行が可能になります。
バイクの調子を取り戻したい方は、ぜひこちらのアイテムをチェックしてみてください!